WOWOWの連続ドラマWが面白い3つの理由

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TVドラマ好きな我が家では、以前から、NHK・民放問わず、地上波もBSもいろんなドラマを観てきましたが、一番見応えがあるのは、もう間違いなくWOWOWの連続ドラマWです!

これが我々夫婦ふたりの結論です。

このWOWOWでの連続ドラマが開始されたのは、2008年とのことなので、まだ、たった10年ちょっとしかたっていません。

それでも、このように記事にもなっているということは、WOWOWとしてドラマに力を入れている証拠といえますね。

では具体的に、WOWOWの連続ドラマWが面白いポイント3点をあげてみましょう。

 

なぜ連続ドラマWが面白いのか:テーマや原作、脚本がしっかり練られている

連続ドラマWを全て見ているわけではありませんが、ほとんどの作品が原作ありきです。

芥川賞や直木賞を受賞した人気作家の過去の未映像化作品も多く選択されています。

東野圭吾、池井戸潤、湊かなえ、高村薫などなど、そうそうたる顔ぶれの作家ばかり。

例えば、2009年に放送された「空飛ぶタイヤ」は、池井戸潤氏が原作の経済小説がベースとなっています。
内容は、2002年に起きた三菱自動車製大型トラックのタイヤ脱落事故とリコール隠しをモチーフとした、ノンフィクションっぽい筋立てとなっていて、社会派骨太ドラマと呼べるような見ごたえあるものとなっています。

地上波では、自動車メーカーがスポンサーとなることが多いため、こういった題材を扱うのは難しいようですが、WOWOWではそういったスポンサーに縛られることなく、テーマ設定するさいも自由度が高いのだと思われます。

ちなみに、「空飛ぶタイヤ」は2018年に映画化もされていてそこそこヒットしたような記憶が。

また、2015年放送の「しんがり 山一證券 最後の聖戦」は、ジャーナリストの清武 英利氏が原作のノンフィクション小説が元となっていて、タイトルどおり、バブル崩壊で山一證券がつぶれるサマを描いています。

このように、人気作家の原作を使ったりノンフィクション小説ということは、当然ですがテーマ設定がしっかり定められていて、ブレないというのも納得です。

そもそもWOWOWは有料放送であり、放送内容が受け入れられなければ、視聴者も増えないし収入につながらないわけですから、おのずとドラマのベースとなるテーマや脚本がしっかりしてくるはずですね。

なぜ連続ドラマWが面白いのか:役者は知名度よりも実力派を重視している

演じている俳優(男優、女優問わず)は、当然実力を持った方ばかりです。

知名度はそれほどなかったり、地上波ではちょい役しか演じていない俳優が、連続ドラマWでは重要な役どころを演じていることも多いように思えます。

特に、地上波(民放)ではアイドルや話題性のある芸能人がよく起用されています

素人目に見ても、演技が下手だな、とか、なんの役を演じても同じように見えるな、ということも多く、地上波(民放)では、視聴率狙いやスポンサーの顔色を見ながら起用されることが多いのでしょうね。

それに比べてWOWOWは、あくまでドラマの面白さが第一。
視聴者を釘付けすることができるがが重要なだけに、アイドルが出ているとか話題の作品だというだけでなく、ドラマの内容そのもので関心を惹きつけることができなければ、有料視聴者にそっぽを向かれてしまいます。

実力派の俳優を起用することはやはり重要ですね。

WOWOWの連続ドラマWでよく見る俳優は、三上博史、上川隆也、仲村トオル、江口洋介、利重剛、石橋凌、萩原聖人、國村隼、音尾琢真、などが挙げられます。

いずれも主役だったり、脇役であっても、主役と敵対している重要な役回りだったり、いわゆる「いぶし銀」的な役者が揃っていて、観ていても安心しますね。

なぜ連続ドラマWが面白いのか:時代設定や背景がきっちり描かれていて現実的である

実は、WOWOWの連続ドラマWでよく出てくるのが、喫煙シーンです。

とくに「孤高のメス」(80年代後半が舞台)や「しんがり」(90年代後半のバブル崩壊後がテーマ)などでは、オフィス内で普通に喫煙しながら会話するシーンなどが出てきます。

「孤高のメス」では外科医の先生が集まっている医局の部屋でスパスパやってます。

確かに当時なら、オフィスや職場で、自分の机に灰皿を置いて、タバコを咥えながら仕事をしていたものです(私も新人時代はそうでした)。

今ならタバコはオフィス内は禁煙で、吸いたい人は喫煙室へ行くのは当然ですし、お医者さんなら人前で喫煙するなんて信じられない!、っていうくらいです。

地上波でそんなシーンが流れたら、間違いなくクレームものですよね。

また、地上波(民放)では、「電波が悪くてケータイが繋がらないので連絡ができない」というシチュエーションは絶対に出てきませんし、ヤクザの入れ墨なんかもNGのようで、見ることはほとんどありません。

スポンサーやらBPOやら気を使わないといけないところがいっぱいで、必然的に無難なシナリオ・設定にならざるを得ないのだとか。

現実世界での時代感や細かい背景描写などを丁寧に作り込むことができるのは、やはりWOWOWならではです

「空飛ぶタイヤ」のように、特定の企業の不祥事を連想させるドラマは、地上波(民放)では絶対に不可能であり、逆にWOWOWはそこに着目して、社会派で見応えのある骨太ドラマを作り、視聴者を惹きつけることができているんですね。

なぜ連続ドラマWが面白いのか:まとめ

結局、なぜ、WOWOWの連続ドラマWが面白いのか、というと、WOWOWそのものが地上波のようにスポンサーありきではなく、有料視聴者による視聴料が収入源になっていて、それを増やすためには、作品の魅力を高めて有料視聴者を惹きつける必要があるから、につきるのだと思います。

WOWOWは視聴者が支払う月額2,300円を元手に番組制作を行っているわけです。

2019年1月時点現在の有料加入者数は2,915,222人であり、毎月、有料視聴者数の増減をきちんと発表しています。
※ 月あたり約67億円の収入になります。

無料ならともかく、視聴者からすると面白くないテレビにお金を払う気にはならないですし、WOWOW社員もその人数を常に意識しているはず。
いかに収入を増やすか=有料視聴者を増やすか、が社員のモチベーションになっているのだと思います。

社長が「お客様に新鮮な感動と驚きを」と言っているように、純粋に、視聴者に番組の魅力を訴求し、契約を増やすことがWOWOWの経営目標なんでしょうね。

 

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