はじめに
この記事では、多くの動画配信サービスのうち、何をポイントに選べばいいのかを解説していきましょう。
テレビで映画を見るにあたって、地上波やBSで見たり、レンタルDVDを借りることもできますが、自分が見たいタイミングで放映されていなかったり、わざわざTSUTAYAに行ったのに、全て貸出中で借りれなかったりということも多いですよね。
見たいときにいつでも見れる、また家庭の大画面テレビだけでなく、タブレットやスマホで電車の中でも、映画・ドラマ・アニメ・バラエティなどを見ることができるのが、VOD(Video On Demand/ビデオ・オン・デマンド)という動画配信サービスなんです。この動画配信サービスを提供しているのは、日本だけでも20社以上になります。
もちろん、各社ごとに特徴があります。どんなポイントで選べばいいのか、それをご紹介しましょう。
各配信サービスの比較表
まずは日本で動画配信を提供している主要なサービスを紹介しましょう。ポイントごとに比較できるよう一覧にしてみました。
無料お試し期間 | 月額料金(税別) | コンテンツ数 | 画質 | 対応機種 | ダウンロード機能 | 映像以外のサービス | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
U-NEXT | 31日間無料 | 1990円 | 12万以上 | フルHD/4K | スマホ、タブレット、PC、TV、ゲーム機 | ○ | 雑誌や書籍読み放題 |
Hulu | 14日間無料 | 933円 | 4万以上 | HD | スマホ、タブレット、PC、TV、ゲーム機 | ☓ | ☓ |
dTV | 31日間無料 | 500円 | 12万以上 | SD/HD/4K | スマホ、タブレット、PC、TV | ○ | ☓ |
ビデオマーケット | 初月無料 | 500円 980円 | 19万以上 | SD/HD/4K | スマホ、タブレット、PC、TV | ☓ | ☓ |
FODプレミアム | 31日間無料 | 888円 | 非公開 | SD/HD | スマホ、タブレット、PC | ☓ | 雑誌や漫画読み放題 |
Netflix | 1カ月間無料 | 650円 950円 1450円 | 非公開 | SD/HD/4K | スマホ、タブレット、PC、TV、ゲーム機 | ○ | ☓ |
auビデオパス | 30日間無料 | 562円 | 1万以上 | SD/HD | スマホ、タブレット、PC、TV | ○ | 映画館の料金割引など |
Amazon Prime Video | 30日間無料 | 370円 (年会費3611円) | 3万2000以上 | SD/HD/4K | スマホ、タブレット、PC、TV、ゲーム機 | ○ | Amazon Primeのサービス |
各サービスの特徴は?
現在、日本でサービス展開している主要8社の特徴をメリット、デメリットの観点で整理してみましょう。
U-NEXT(ユーネクスト)
- 対応機種
- スマホ(iPhone/Android)
- タブレット(iPad/Android)
- PC(Mac/Windows)
- TV(Chromecast/Nexus/FireTV/AppleTV/スマートテレビなど)
- ゲーム機(PS4/Vita)
アカウントは4人分作成できるので、家族で動画配信サービスを楽しみたいなら超おすすめ!これにより以下のメリットがあります。
- 同じ時間に別の作品を見ることができる。
- アカウント同士のプライバシーが守られる(視聴履歴がバレない)。
- 子ども用の設定ができる。
ダウンロード機能があるので、自宅などWiFi環境のある場所で観たい映画などをダウンロードしておき、電車での移動中や出先でも、不安定なネットワークを心配することなく、快適に視聴することができます。
また、新作映画への対応が早く、レンタルDVDより早く配信されるものもあるようです。
通常の映画や国内外ドラマ、バラエティ以外に、アダルトカテゴリの配信にも対応していますし、雑誌、マンガの読み放題サービスも提供しています。
ただし、月額固定料金以外にPPV(つど課金)の作品もあるため、料金がかさむ心配はありますね。
Hulu(フールー)
- 対応機種
- スマホ(iPhone/Android)
- タブレット(iPad/Android)
- PC(Mac/Windows)
- TV(Chromecast/Nexus/FireTV/AppleTV/AirStick/スマートテレビなど)
- ゲーム機(PS3/PS4/Vita/WiiU)
Huluは、月額固定料金933円(税別)だけで全てのコンテンツが視聴可能であり、追加料金が発生しないため家計にやさしいというのが一番のポイントといえます!
もともと海外のサービスでもあり、洋画や海外ドラマの品揃えは豊富なところはさすがといえます。また、日本テレビ系列でもあるため、国内ドラマやバラエティについても、日テレ中心に幅広くラインナップされています。かといって日テレだけかと思いきや、TBSやテレビ朝日など日テレ以外のキー局もカバーしているんです。また、個人的にはWowowのドラマも提供されていて、地上波中心の我が家では嬉しい点です。
dTV(ディーティービー)
- 対応機種
- スマホ(iPhone/Android)
- タブレット(iPad/Android)
- PC(Mac/Windows)
- TV(Chromecast/Nexus/FireTV/AppleTV/スマートテレビなど)
※残念ながらゲーム機の視聴は出来ません
dTVにおける韓国ドラマ・バラエティのラインナップは約300作品と大変豊富です。韓流スターが出演するドラマ作品が数多くあり、その中には韓流ブームのきっかけとなった、あのタイトルも。他にも正統派ラブストーリーから時代劇、ラブコメ、そしてドロドロした愛憎劇など幅広く取り揃えている印象ですね。
また、トータルで12万点という圧倒的なコンテンツ配信量を誇っており、それだけのこれだけのコンテンツを月額500円(税抜き)という安さで提供するところは、かなり魅力といえましょう。
さらに、ダウンロード機能があり、WiFi環境下で動画コンテンツをダウンロードしておけば、通勤中や外出先でもタブレットやスマホで映画を楽しむことが可能です。
dTVというネーミングからドコモユーザーしか使えないのかと思いきや、エイベックス系の会社が提供していて、キャリアフリーで誰でも使えます。
その他、AppleTVでも視聴可能というのはポイントが高いかもしれません。
dTV公式サイトはこちら
FODプレミアム
- 対応機種
- スマホ(iPhone/Android)
- タブレット(iPad/Android)
- PC(Mac/Windows)
※残念ながらTV、ゲーム機の視聴は出来ません
もうなんといってもフジテレビです!あの人気ドラマやアニメなどが見放題!
例えば「のだめカンタービレ」や「ガリレオ」といった、過去にとても人気のあった月9ドラマや、深夜に恐ろしすぎて大人気だった「放送禁止」というドラマなどももちろん視聴可能です。
もちろん、フジテレビオンリーというわけではなく、他のキー局で人気のあるドラマやバラエティも取り揃えています。
支払いは、クレジットカードはもちろん、携帯キャリア払いにも対応しています。
さらに、100冊以上の人気雑誌の読み放題サービスも利用することができます。
FODプレミアム公式サイトはこちら
Netflix(ネットフリックス)
- 対応機種
- スマホ(iPhone/Android)
- タブレット(iPad/Android)
- PC(Mac/Windows)
- TV(Chromecast/Nexus/FireTV/AppleTV/スマートテレビ)
- ゲーム機(PS3/PS4/WiiU/Xbox360/XboxONE)
映画見放題で、世界的に名を馳せるNetflix。洋画や海外ドラマは当然ですが、オリジナル作品も大変充実しています。
支払いは、クレジットカードはもちろん、iTunes、GooglePlayなど豊富に選択が可能です。
ダウンロードによるオフライン再生やゲーム機にも対応し、多様なライフスタイルに合わせたサービスを提供しています。
auビデオパス
- 対応機種
- スマホ(iPhone/Android)
- タブレット(iPad/Android)
- PC(Mac/Windows)
- TV(Chromecast/FireTV/AppleTV/SmartTV/スマートテレビ)
auユーザーならこの一択で決まりでしょう!
月額562円(税抜き)と大変安いながら、「auマンデイ」、「auシネマ割」など映画館での鑑賞料金割引も対応しています。
「au WALLETポイント」を支払いに使用することも可能です。
Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)
- 対応機種
- スマホ(iPhone/Android)
- タブレット(Fire/iPad/Android)
- PC(Mac/Windows)
- TV(Chromecast/FireTV/AppleTV/SmartTV/スマートテレビ)
- ゲーム機(PS3/PS4/WiiU)
さすがAmazon、圧倒的なコンテンツ量に対して利用料はなんと年間税込3,900円(月額にすると325円)という破格の価格設定です。
なお、これはAmazonプライムの価格なので、動画配信サービスだけでなくお得な様々なサービスを利用可能です。
映画やテレビだけでなく幅広くエンタメを楽しみたいという人には強力におすすめ!
比較のポイントずばり5点!
私が考える比較ポイントは、下記の5点です。順に見ていきましょう。
1.見たいコンテンツが揃っているか(本数とカテゴリー)
もちろん多くのコンテンツを揃えているほうがお得感はありますが、自分の見たいものがそろっていないとあまり意味はありませんね。好きなカテゴリ(洋画、邦画、海外ドラマ、国内ドラマ、韓流ドラマ、バラエティ、などなど)の品揃えを調べてみましょう。
特に自分がいま観たい作品が具体的にイメージ出来ていれば、それを検索してみるのが一番いいでしょう。
実は私、いい歳して前田あっちゃんが好きで、「イニシエーション・ラブ」を封切りで観に行ったのですが(確か3年前くらい)、また自宅で観たいと思い、探してみたところ、Huluにラインナップされているのを発見し、すぐ会員登録しました。
JustWatch(動画配信検索サービス)
劇場で新作映画も楽しみたい
話しはそれますが動画配信サービスで配信している映画見放題だけを楽しむのではなくて、劇場で上映している新作映画も楽しみたいという人にオススメなのがauビデオパスです。
auビデオパス会員はTOHOシネマズの映画館で毎週月曜日に1,100円で鑑賞することができます。auマンディというサービスで、最新作や封切りしたばかりの映画を楽しむことが出来ます。
2.結局いくらで見られるのか(料金)
映像配信サービスには通常二種類の課金形態があります。
- 月額固定の定額制(見放題)
- 1番組ごとに料金を支払って観るPPV(ペイ・パー・ビュー)
前者はその言葉通り、毎月決まった金額を支払うものですし、後者はレンタルDVD/BDのように、作品ごとに料金を支払うというものですね。
提供している会社によって、課金形態は違いますが、たいていは「見放題」のみか「見放題+PPV」という方式が一般的です。
「見放題」のみであれば、金額は毎月固定だし、どれを選んで見てもいいのでわかりやすいですよね。HuluやNetflixなどがこの「見放題」を採用しています。
いっぽう、「見放題+PPV」は、基本の月額固定料金は決まっているものの、定額の範囲で視聴できるのは旧作だったり決まったカテゴリの作品のみで、新作や人気のある作品を視聴する場合は別料金を支払う必要があることが多いようです。この方式を採用するところのほうが多い印象ですね。
3.どこで見るのか、ダウンロードできるか(見る場所と機種)
家族団欒で見るのであれば、自宅の居間のテレビで見ることが多いでしょうし、自分や家族がそれぞれのパソコンやスマホ、タブレットで見ることもあるでしょう。
実際に視聴する人が誰なのか、何を使って見るのか、どこで見るのか、によって選ぶべきサービスが限定される可能性があります。
視聴する人が誰なのか
契約した人が一人だけで見る(動画配信サービスを使う)か、家族や同居している人(同居してなくてもいいですが)も使うのか、がポイントです。
通常、契約した時点でユーザ登録することになりますが、一契約で一人しか使えない場合と複数人の登録ができる場合があります(詳細は後述します)。
何を使って見るのか
ご自身の持っている環境によります。PC、スマホ、タブレットはどこも対応していますが、TVで見る場合は、AppleTV、NexusPlayer、FireTV、Chromecastといった別な機器をTVに取り付けることで対応するものや、TVだけでネット接続や映像配信サービスに対応しているものもあります(スマートTVと言う)。
また、PS4やWiiUなどのゲーム機を持っている場合は、その対応状況も考慮したほうがいいですね。
どこで見るのか
自宅なのか、通勤通学や移動のスキマ時間に電車・バスなどの交通機関の中で見るのか、あるいは出張先や旅行先のホテルで見るのか、そのときに使う機器とネットワーク環境によって、事前にダウンロードしておく必要があるかもしれません。
4.自分以外も使えるか(アカウント登録複数できるか)
自分以外の配偶者や子どもにも使わせるのであれば、アカウントを複数登録できるサービスにしたほうがオトクです。例えば、U-NEXTには、ファミリー間での同時視聴が可能というポイントがあります。
同時視聴とは、一つの契約につき、複数人がリアルタイムに別々の映画を観ることができるという意味です。
お父さんはリビングで、子どもたちは子ども部屋でそれぞれ自分たちの好きな映画を楽しむ。みたいなことが可能となってきます。U-NEXTの同時視聴数は4台となっており、これはその他の動画配信サービスと比べてU-NEXTが一番充実しています。
5.映像以外のサービスがあるか(プラスアルファのサービス)
電子書籍(新聞、雑誌、小説、マンガなど)の配信サービスを行っているところもあります。
以上の5点のポイントのどれを重視するかで選ぶサービスが変わってきます。候補のサービスを決めたら、お試し期間の無料トライアルを使って、自分の観たい環境(TVやPC、スマホ、タブレットなど)で視聴できるかの確認を行いましょう。また、どんなコンテンツが揃っているか確認も出来るので、自分がみたい作品がちゃんと揃っているか、別料金が発生しないかなどもチェックしましょう。
結論
さて、これらの動画配信サービスのなかで、どれを選べばいいのでしょうか。
お父さんが家族のために契約するならU-NEXT一択!
私もそうですが、自宅のTVで家族と一緒に幅広くいろんな映画やドラマを見たい。ときには一人でPCで視聴したり、通勤中にスマホでも。また妻や娘もそれぞれが持ってるスマホやタブレットでも見れるようにしてあげたい。そして自分はこっそりAVをトイレで見たり…。そんな多様な用途を叶えてくれるのはU-NEXTしかありません!
12万本という動画配信サービスのなかでも最大級のコンテンツ量を誇り、またファミリー向けサービスとして4人分のアカウントを作成することができ、家族それぞれで同時に別々な映画やドラマの視聴が可能です。また息子のアカウント(U-18アカウント)にはアダルト・コンテンツは表示されませんし、自分が見たAVの視聴履歴は一切表示されないので、お父さんは安心ですよ!
韓流ドラマ見るならdTV!
dTVにおける韓国ドラマ・バラエティのラインナップは約300作品と豊富。韓流スターが出演するドラマ作品が数多くあり、その中には韓流ブームのきっかけとなったあのタイトルも。他にも正統派ラブストーリーから時代劇、ラブコメ、そしてドロドロした愛憎劇など幅広い。韓流ドラマ好きは女性が多いんでしょうか、私の妻も大好きなようです。韓流ドラマ見るならdTV。コストパフォーマンスが良い点も見逃せません!
月額固定料金だけで押さえたいあなたはHulu!
月額固定料金933円(税別)だけで全てのコンテンツが視聴可能なHulu。追加料金が発生しないため家計にやさしく、動画配信サービスを初めて体験するのならHuluが一番ですね!
私もまず最初はこのHuluに登録しました。
au使いならauビデオパス!
普段からauを使っている方ならauビデオパスの一択で決まりです!
月額562円(税抜き)と大変安いのに、「auマンデイ」「auシネマ割」など映画館での鑑賞料金割引も対応しています。新作は劇場で安く鑑賞して、旧作やTVドラマはauビデオパスを使って自宅で視聴。
「au WALLETポイント」を支払いに使用することも可能で、auを使いこなすとどんどんオトクになります!
Amazonプライム会員ならAmazon Prime Videoを試す!
Amazonを使って買い物をするときに、配送料無料のAmazonプライムに加入していれば、動画配信サービスも使えるのですから、活用しない手はありません!
まずはどんなタイトルがラインナップされているのか、検索して確認しましょう!
以上、この記事では、多くの動画配信サービスのうち、何をポイントに選べばいいのかを解説してきました。どこも無料トライアル期間を設けていますし、気に入らなかったら解約すれば特にペナルティは発生しません。気軽に試して、自分にぴったりのサービスを見つけてましょう!
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