B’zは、デビュー当時の1988年から今までずっと大好きなバンドです。
B’zを聞き出したのは、私が社会人一年目だった22歳のときに、自宅のアパートに備え付けだった有線放送から流れていた、Bad Communicationがきっかけです。
一度聞いて耳から離れず、最初はTM Networkかなと思ってたんですよね。打ち込み系のデジタル音楽だったので。
ただボーカルがやけにきわ立ってて、声も特徴的で、TMの宇都宮隆氏とはまたちょっと違うので、耳に残っていたんだと思います。
ライブに行きだしたのは、確か1995年。最初に行ったのは、札幌の野外の 真駒内オープンスタジアムでした。
その当時の新曲として演奏したLOVE PHANTOMでの稲葉さんの鉄塔上からのダイブに度肝を抜かれて、これは毎回見に行かねば!と今に至るわけです。
そんなB’zが30周年で初の大型エキシビション(展示会・展覧会)をやるというのだから、見に行かないわけにいきません!
B’z初の30周年大型エキシビション開催!
ということで、B’z の30周年の軌跡をたどる展示を見に行ってきました。有楽町インフォスという場所。
無印良品の大型店舗がもともとあったところで、いまでも建物の半分は無印良品で、その奥が巨大な展示スペースになっていて、その会場を使って開催しています。
無印良品の店舗を入ってまっすぐ奥に行くと、どーんとお二人のどでかいパネルが!
ならんで写真を撮りたかったですが、さすがにおっさん一人だし、誰か知らん人に頼むのも気が引けました。
SCENESと銘打たれたイベント。さてどんなイベントかというと、(以下OfficialHPから抜粋)
エキシビション“SCENES”では、開催を前期(1988-2002)と後期(2003-2018)に分け、初公開を含むステージ衣裳・愛用楽器・秘蔵映像・写真等の展示の他、メンバー本人の私物、直筆の歌詞や譜面、完全初公開となるステージ模型等も一般公開します。
更に、本展では、同じ2018年に日本発売50周年を迎える「人生ゲーム」とコラボレーションし、30年のエピソードを網羅した「B’z人生ゲーム」(製造元:タカラトミー)の他、メンバーも愛用しているアメリカの老舗レザーブランド「Schott」のメンバー監修ライダースジャケット、若い世代を筆頭に高い支持を得ているヘッドウェア&アパレルブランド「NEW ERA」を始め、「30」にちなんだ30ブランド・企業様とコラボレーションした限定商品の取り扱いも予定しています。
“SCENES”はB’z デビュー30年の軌跡を辿っていただくのと共に、B’z・音楽ファンのみならず、幅広い方々に楽しんでいただけるエキシビションとなっております。B’zにとってあくまで30年は通過点ですが、30年に亘るB’zの壮大なスケール感を体感していただけることはもちろん、音楽に対して揺るぐことのない信念、尽きることのない尊む心、姿勢に、一人でも多くの方が興味を持っていただければ幸いです。
いいですねー、幅広い方々に、というのは私のようなアラフィフおっさんから小学生中学生といったこれからファンになっていく子どもたちまで、ということなんでしょう。
実際、小学生の女の子がお母さんと一緒に来てました。
30年を前期/後期と分けて開催
さて、このイベントはというと、30年を前期/後期と分けて、前期(1988-2002)は 2018年4月1日(日)〜 5月6日(日)、後期(2003-2018)は 2018年5月11日(金)〜 6月15日(金)という日程で開催されます。今回(4/9)はもちろん前期なので、後期はまた行くつもりです。
ミュージアムとシアター
会場内は、ミュージアムという、ギターや衣装や手書きの楽譜などといった展示がメインの部分と、シアターという、文字通り劇場形式で映像と音を楽しむ場所との、大きく二種類に分かれています。
あとは物販スペースが最後に待ち受けている感じですね。
ただし、予約しないと入場することができないのがシアターで、前期の分はすでに完売しているようです。
私も気付いた時にはもう遅かったです。
ちなみにどれくらいのキャパか調べたところ、7×8の56席しかないとのこと。
一日の公演は10-11公演あるとはいえ、そんな少ない席数だと、なるほど、あっという間に完売するわけですな。
後期の分はまだ販売していないだろうと、いま呑気に検索してみましたが、もう後期分も完売でした。完全に出遅れてしまった汗
ミュージアムの方は、平日は入場無料です。
事前予約もできるけど、当日券もあるとのことで先週の状況などtwitterで検索してみたところそれほど待ち行列は長くなさそうだったので、予約せず直接行きました。
一日になんどか分けて時間を区切って入場できるようになっているのですが、私は平日最終の19:00の回をめがけて、30分くらい前に到着しました。
その時点では私の前には10人くらいしか並んでいましたね。
実際に入場開始が19:10頃からだったので実質待ち時間は40分くらいでした。
ちなみに私のあとに続々列が伸びていき、100人待ちくらいにはなっていたのかもしれません。
ただ、待ち時間がある程度あることを最初から覚悟していればそんなに気にならないですし、入場制限がかかるようなことは全然ない雰囲気です、少なくとも平日は。
なお、土日は有料になります。前売1500円、当日1700円と結構な料金。
グッズがついてくるとはいえ、ちょっと割高な印象です。
グッズがどうしてもほしい、という人以外は平日が断然おすすめです。
入場しました!
受付を通っていよいよ入場です。
お化け屋敷のような、赤暗くライティングされている細く長い通路を抜けて、ミュージアム会場に到着。
ここからは当然ながら撮影禁止となります。
このミュージアムというのは、基本的にはデビュー前の二人が出会ったところから現在まで(というか今回は前期なので2002年まで)の歴史を、楽器や機材、衣装、譜面、そしてライブなどの観点で、様々な展示物を、時にはライブ映像を見ながら、堪能していくというものです。
30年前からのB’zの歴史を自分の人生と重ねながら振り返ると、当時の懐かしい出来事が思い出されて、じーんと甘く切ない気持ちやドキドキした感情なども蘇って、今回のイベントはとても感動的で楽しかったですね。
またこのイベントでは、メンバー本人による、展示物の解説・オーディオガイドをヘッドホンで聞きながら堪能できるシステムがあります。
ミュージアム内の展示物をメンバー二人が、それぞれ解説してくれるオーディオガイドで、松本さん稲葉さんのお二人の対談形式での会話内容が収録されています。
トータル約40分にも及ぶそうで、ミュージアムを見るならこれは必聴です!
当日600円ですがこれは絶対体験したほうがいいです、超オススメ!
今回、ミュージアムを体験して、自分なりのB’zの思い出として一番記憶に残っているのは、ミュージアムの中のビデオエリアでもちょうどpvが流れていた、juiceのpv撮影です。
6人しかいない会社のオフィスでは、ラジカセを置いてFMを流しながら仕事していたのですが、その放送の中で、有名なバンドが札幌市内の中心部でゲリラライブをやるらしいという噂を流し始めたんです。確か前日くらいから、何回か流していました。
当日になると、その情報もより具体的になってきて、場所も住所とともに特定され、更に、バンドはどうもB’zのようだ、とも。
当時はインターネットはあったものの、twitterどころかスマホすらないので、情報拡散はテレビ、ラジオくらいですよね。
平日だったのでテレビでやっていたかは定かではないのですが、FMラジオを聴いていた私は、オフィスからも歩いて五分くらいの場所だったので、もちろん、会場へと急ぎ向かいました。12:30頃からだったと思います。
FMではpv撮影とネタバラシすることはなかったのですが、撮影機材が周りにはたくさん設置されていました。演奏した曲は、Zeroとギリギリchopと、そして当時は新曲のjuice。
このとき初めて聴いたjuiceは確か三回くらい演奏していて、なるほどpvになるのかな、とうっすら思ったように記憶しています。
また、観客を盛り上げるために、zeroやギリギリchopもやったのでしょうね。
後で考えると、FMで「ゲリラライブ」と流していたのは、客寄せのためのものだったことは、今ならわかるのですが、当時は、いきなりオフィスビルの間にある空き地でB’zが演奏した!ということにとてつもなく感動したものでした。
さて話を戻します。
ミュージアムには、過去のライブを振り返るコーナーもあって、オーディオガイドの中のお二人が、「B’z LIVE-GYM Pleasure 2000“juice”の千葉マリンスタジアムでの雷雨中断ライブ」にも触れています。
「いま映像で見ても事故映像じゃないか」、と稲葉さんが言うくらいの激しい雷と雨によって、ライブは途中で中断することを余儀なくされたのですが、これも私は参加していました。
ちょうど、2000年に札幌→東京に転勤になっていて、確か8/9水曜日だったと記憶しています。
平日で仕事をなんとか終えて急いで電車で向かったのですが、駅から歩いていたのでは間に合わない、と幕張本郷駅からタクシーで会場に向かったのでした。
後々、語り草になるようなライブに行けたことは、今となっては貴重な体験ができた、と感慨深いですが、その当時は、途中で中断して全曲聴けなかったことに残念な思いを抱いていたことを憶えています。
興奮していろいろと長々と書いてしまいましたが、そういった過去のことを、当時の感情と合わせて、思い出すことができるのが、こういうイベントの良さなんだと思います。
物販ブースは売り切れが多い。
ミュージアムを抜けると、この物販ブースにたどり着きます。
ここまでは撮影はもちろん一切NG、スマホを出すことすら出来ないのですが、物販エリアは撮影は自由なので、みんなスマホを取り出し、撮影しまくりです。
このイベントのタイミングで新たに作成されたグッズが結構多くあり、いろんなブランドとのコラボ商品もリリースされています。
ただ残念ながら、その多くが開始早々に売り切れとなっています。
少しずつ入荷はしているのかもしれませんが、こちらのページの売り切れ状況を見ると、ちょっと残念な感じはします。
特に、地方などから仕事の都合をつけてなんとか上京してくる方々にとっては、やっと会場に来たものの、売り切ればかりとなると切ないでしょうし、少しでも売り切れが少なくなることを祈るばかりです。
私個人的に、ほしいなあと思っていたのは、下記のグッズです。
- モレスキン ハードカバーノートブック
- B’z オリジナル人生ゲーム
- 榮太樓總本鋪 B’z缶(飴)
モレスキン以外も全部売り切れでした。。
さすがにこれは買えないですね。
Gibson Custom Tak Matsumoto Les Paul Standard Canary Yellow 2018
以上、長々と書きましたが、「B’z 30th Year Exhibition “SCENES” 1988-2018(前期)」の観戦レポートでした。後期も必ず行くので、また書きますね。
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