書評「1日500円の小さな習慣」小さなことからコツコツと。

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500yen-habit お金のこと

毎朝のコーヒーショップでラテを買って出社したり、昼にエナジードリンクを飲んで気合を入れ、これで合計500円。

本書のタイトルにもなっている1日500円というこの習慣は、1日単位でみると大した金額じゃないと思いがちだが、チリも積もれば、1ヶ月で1万円(平日だけで)、1年間だと12万円にもなります。

ちょっとくらいいいか、という気持ちのゆるみが、メタボな家計を生み出していて、そこがお金の貯まらない根源でもあるのだ、というのが本書のテーマです。

以前ご紹介した、あぶない家計簿と基本的なメッセージは一緒ですが、あぶない家計簿は実例ベースで様々な「中の上家計」のメタボさを紹介したものでした。

一方、本書はそのメタボ家計であることを踏まえて、どうすればメタボを卒業できるか、どうすればもっと節約できるか、気持ちの持ち方と具体的な対策法について教えてくれる内容となっています。

我が家でも役立ちそうな内容がいくつもあったので、それをお伝えしましょう。

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お金の貯まらない家の9割は整理整頓ができていない

  • 気がついたらいつも身の回りにモノが溢れている
  • 同じものをいくつも買うことがある
  • クローゼットやバッグの中はいつもぐちゃぐちゃしている

↑こんな状態の人は、家計もぐちゃぐちゃなのだそうです。

どんなモノでもそれを手に入れるにはお金が必要なのです。
つまり、モノ=お金、です。

その視点が抜けているから、大して必要でもないモノを買ったり、同じモノをいくつも買ったりするんです。
もっとモノを大切にしようという心構えがすべてにおいて大事なんですね。

それによって、モノを安易に買わなくなり、無駄遣いも減るのだ、とのこと。

逆に考えると、不要なものは処分して、本当に必要なモノ、大事なモノだけをそばに置いておくようにすべきなんですね。

家に何も置いていないミニマリストまでいくと、ちょっとやりすぎかもしれませんが、心がけておきたいものです。

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我が家にも当てはまった3つの悪い習慣

本書の第2章では、お金が貯まらない人が知らずにやっている16の悪い習慣を紹介しています。

自分に思い当たるものがいくつもあるのですが、特に見直したいのはここにあげた3つの習慣です。

手軽に変えるネット通販の落とし穴

「カートに入れてワンクリックで簡単に購入できる」Amazonや楽天などのネット通販にはこんな便利な特徴があります。
わざわざ説明するまでもなく広く知られていますよね。

店舗に買いに行かなくても用事は済むので、非常に楽です。

最安値に近い価格のことも多いですし、時間と手間の効率化が図れますし、便利なのでよく使いがちです。

ただ、そのほとんどが、クレジットカード決済にしていて、現金を使った感覚がほとんどないですよね。おかげで、想像以上に使っていてあとでビックリすることもあります。

ネット通販に限らず、クレジットカードの決済は、約1ヶ月ほど経ってから銀行口座からの引き落としとなるため、リアルタイムにお金を使ったという感覚が乏しくなり、ついつい使いすぎてしまいます。

本書では、できるだけ、デビットカードを使うことをおすすめしています。デビットカードだと、銀行口座からリアルに引き落とされるため、よりお金を使ったという感覚がはっきり残ります。

また、クレジットカード払いにしたとしても、すぐにその金額をクレジットカード引き落とし専用口座に入金するなどして、使ったお金をはっきりと認識することを教えてくれています。

無料好きの落とし穴

世の中には、いろんな「無料」サービスが溢れています。
たとえば、保険の見直しのための無料相談、有料放送の30日間無料、ネット通販の送料無料、英会話の体験無料、クレジットカードの初年度年会費無料、端末代無料のスマホ、などなど、探せばいろんな「無料」がどんどん出てきます。

でも、無料を提供してくれる企業も営利企業なので、別なところでお金を儲ける仕組みが用意されているはずなのです。

無料の裏には必ずお金を落とさせる仕組みがあるということを肝に認識しておきましょう。

無料だから大丈夫と思ってるとかえって損をすることもよくあるので注意したいですね。

その無料サービスが自分にとって本当に必要なのか、その無料サービスを受けたあとにどんな有料サービスが待ち受けているのか、ちゃんと見極めて納得した上で、使用するようにしましょう。

我が家も、最初の30日間無料だったHuluに入っていました。
観たい映画があったからなのですが、いつの間にか1ヶ月過ぎていて、毎月課金されるようになってしまいました。

3ヶ月が経ち、実際はほとんど観ておらず、月々980円が無駄になっているということに気づき、解約しました。

いい妻、いい母の落とし穴

家族のことを気遣って、体や健康にいい食材を使ったり、無農薬無添加の野菜を購入したり、もちろん、健康を考えることは大事ですが、そればかりだと、湯水のように出費することになります。

ある程度、家計に余裕が出てくると、体に少しでもいいものを食べよう、と思いがちですが、普通のものに比べて手間暇かけてるということは、それだけコストが上乗せされているはずです。

節約すべきときに、ちょっといいものを買っていくとどんどん食費が上がってしまいます。

もちろん「いい妻、いい母」と言っていますが、別に女性だけのことではなくて、節約を忘れてしまうとどんどん食費が高くなってしまうから注意すべき、という戒めのことですね。

食費は切り詰めようによっては、かなり抑えることができるはずです。

必要以上に健康志向にならないようにしましょう。

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費目ごとに家計を見直そう

まずは固定費を見直す

固定費で一番大きな割合を占めるのは、自動車、住宅、保険の3つとのこと。それぞれ、どのように、どれくらい圧縮できるでしょうか。

マイカーは手放す

住んでいる場所や家族構成にもよりますが、マイカーを所有するだけで、いろんな出費が発生します。

ローンがなかったとしても、税金、保険、車検、定期点検、メンテナンス代と日々の使用時のコスト(ガソリン代、駐車場、高速道路など)などなど。

我が家の場合、年額換算すると、ざっと45万円にもなっていました!
こちらに詳細を書いているのでご参考にどうぞ。

我が家では、この金額を見て、すぐ手放すことを決意したのです。

今は、徒歩や自転車、どうしても必要なときだけカーシェアリングを使っています。

悪天候(豪雨や台風など)のときだけはちょっとツライですが、それ以外は全く問題なく暮らせています。

本書では、カーシェアリングの他には、原付バイクに切り替えることなども選択肢としてあげています。

いずれにしても、マイカーという大きな固定費を減らすことは、とても意義のあることだと思います。

住宅ローンは借り換える

住宅にかかるコストもばかにならないのですが、住む家がないとやっていけないので、必要最低限の住宅は必要です。

本書では、特に持ち家ですでに住宅ローンを払いながら住んでいるのであれば、住宅ローンの見直しを勧めています。

住宅ローンの借り換えをすることでできるだけ金利を低くし、月々の支払いを抑えるようにしましょう。

住宅ローンにかかるコストを月々の収入の20-25%にするべき、とのこと。我が家はそこまで低くはなく、収入(手取り)のうち約30%くらいを、月々の住宅の支払いが占めています。
ちょっとツライです。。。

生命保険料は必要最小限にする

本書の中では、ライフイベントに合わせて見直しをしながら、手取りの5%以内になるようにするよう勧めています。

生命保険の選び方だけで一冊の本があるくらいですから、本書では簡単にまとめています。

よく言われるのは、死亡保障は大きくする必要はない、とか医療保障も最低限でいい、とか預貯金目的なら別な手段を選ぶべき、とかでしょうか。

これについてはまた別途記事にしたいと思っています。

食費や日用品は、1週間で使う金額を決めておく

一週間で使う予定の、食費・日用品の予算を今までの実績から決めて、財布にその額だけを入れておこうというものです。

いきなり少ない金額で頑張ろうとするのでなく、4週間分の使った金額を記録し4等分するところから始めるのがいいとのことです。

このやり方は、一週間経ったあとの振り返りがキモになると思います。

当初の予定金額に対して足りたのかどうか、どの程度残ったのか、そして、購入した食材をちゃんと消費しているかどうか。

一週間分の予算をきっちり使っていても、冷蔵庫に食材を余らせていてはムダが発生しているということなので、財布の残金だけでなく、購入したモノの消費状況もチェックしましょう。

水道光熱費は家族みんなで節約に取り組む

我が家はオール電化住宅のため、ガス代はかからない代わりに、電気代が毎月大きな負担となっています。

2007年に自宅を建てたときは、オール電化は火を使わないことから安全で、空気がきれいでクリーンだと、非常にもてはやされていました。

しかし、ひとたび停電になるとすべての機能が使えなくなることが、震災で明らかになり、いまではオール電化住宅を採用することもだいぶ少なくなっているのではないでしょうか。

そんな我が家を含め、電気代の節約ポイントは、できるだけLEDライトを使う、消費電力の低い電化製品にする、くらいしか対策はないようです。

オール電化でなければ、電力会社を変える、という選択肢もあるのですが、オール電化の場合は、もとの電力会社(我が家の場合は東京電力)の電気料金プランが一番オトクなようで、電力自由化のメリットを受けることはできません。

水道料金については、節水シャワーヘッドにする、というのが一番効果の出そうな対策ですね。

本書でもそれ以外の効果的な対策はとくに言及しておらず、家庭内での使い方について、家族みんなで節約を意識し取り組もう、とのことです。

携帯電話はまずは格安SIMに切り替えよう

家族一人一人が携帯電話を持っていることも珍しくなく、またスマホの普及で、通信費も高額になっています。

できるだけ安く抑えたいところです。

我が家ではすでに1年前に対応しましたが、ドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアから格安SIMに切り替えることで、簡単に月々5000円くらいの節約を実現することができます。

我が家では、夫婦と子供二人合わせて4台のスマホにかかる料金を、マイネオに切り替えたことで、合計8000円ほどにすることができました。

以前は毎月2万円を超えていたので、約3分の1に減らすことができました。

この節約は効果が大きいのでぜひオススメです。

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人生3回の「ため期」を逃さないこと

どの家庭でも、3回のお金の貯め時があるのだそうです。それがこちら。

  • 1回目:子供ができる前の共働きのとき
  • 2回目:子供が小学校でまだ教育費がそれほどかかっていないとき
  • 3回目:子供が独立して結婚したとき

子供もいない若いときは、収入がそれほど多くもないですし、できれば倹約しないで遊びたい。

また、将来、子供や老後のためにお金がかかることはなかなか想像できません。

でも、だからこそ、意識的にお金を貯めるべきなんでしょうね。
今更ながら、反省しています。

我が家では、すでに2回目のため期までは通り過ぎてしまい、たいして貯めることはできませんでした。

だからこそ、これから訪れる3回目が重要です。

子供が独立してから定年までは、あまり時間がないからこそ、今度こそ本気で取り組まないと老後破綻が訪れてしまいます。

「あぶない家計簿」では、様々な「中の上家計」のメタボっぷりを紹介していましたが、本書はそのメタボ家計であることを踏まえて、具体的な節約のポイントを教えてくれます。

今回はそのうち、私が参考にできそうな点のいくつかをご紹介しましたが、参考になったでしょうか。